今度、起業したいと思っています。ずっとやりたいと思っていたことがあったんですが、会社に所属していたら自分のしたいことがどうしてもできそうにないので、思い切ることにしたんです。でも、問題なのはお金です。そういうことも考えて貯金をしてきたとは言え、とても足りるものではありません。それで、お金を借りたいと思うんですが、起業家向けのキャッシングはあるんでしょうか。

事業資金借り入れはできますが創業時は専用の融資が向いています

キャッシング商品の中には、自営業者が事業を行うために使えるものもあります。事業用に使うお金の融資は総量規制の対象とならないので、消費者金融から借り入れをする場合であっても年収の3分の1を超える金額を借り入れすることも可能です。

でも、この場合すでに自営業を始めていて、その事業資金として借り入れをするというのが目的の商品なので、総量規制の対象になっていないとはいえ、利用限度額が例えば300万円までになっているなど、創業時に利用するための金額として考えると足りないこともありそうです。

また、キャッシングの場合、現在の経営をもとにお金を借りるので、今から起業するという状態でこれからその事業がどうなるのかもよくわからない中では、融資を受けることは難しくなっています。そこで利用できるのが、起業家向けに用意された創業時に利用するための公的な融資制度です。

この融資制度は新たに事業を始める時に利用できることになっているので、融資額もかなり高くなっています。また、女性向けや若者向け、シニア向けの融資制度もあります。融資を受けるために満たさなければいけない条件があるので、こういった融資制度を利用する場合には条件の確認が必要ですが、それを満たしていれば有効に利用することができますよ。

また、自治体ごとに起業化向けの融資制度が整えられていることもありますので、そういったものを活かす方法もあります。(参考ページはこちら→借入先候補はたくさんあります

起業家が借り入れをする場合、創業時の資金調達と普段の運転資金としての利用が考えられます。創業時には別の融資制度を利用するのが向いていますが、それ以外であればキャッシングで費用を賄うこともできるんですよ。つまり、どのような場面で借り入れをするのかによって選ぶべき借り入れ先が違ってくるということになりますね。

起業家向けのキャッシングは法人用が適しています

起業家にとって最も大変な仕事が資金のやりくりです。帳簿上の利益がどれだけあったとしても、その時に資金が回らなければ会社を存続していくことは難しいでしょう。そのためには一時的な融資を受けるのも良い方法なのですが、一時的に融資を受けようと思ったときに信用力がなくて借りられないこともあります。このようなときにキャッシングを利用すると便利です。

ただ、一般個人向けのキャッシングを利用すると、代表者個人の資金と会社の資金とがごっちゃになって、税務上も帳簿上もよろしくはありません。ですから、できることなら法人で契約できるサービスを利用したほうが良いです。

また、キャッシングのサービスによっては、事業資金としての利用を禁じているものもあります。これはそれぞれのサービスの商品説明に記載されていますから、契約をする時に確認しなければなりません。事業資金としての利用を禁じている場合に、たとえば何らかの設備投資に用いたからと言ってばれてしまう可能性は低いですが、契約違反となるのですから、あまり良いことではありません。
(⇒キャッシングは事業以外なら用途自由?

法人向けのサービスを利用しておけば、このような問題点はすべて解消されます。また、法人として契約をすれば総量規制が適用されませんから、借りることのできる金額を大きくできるなどのメリットもあります。ですから、会社経営者として借り入れをするのなら、個人で契約をするよりも会社で契約をしたほうが良いのです。

起業家にとっての資金繰りを何とかするためにキャッシングは非常に便利なものです。もちろですが、個人向けのものと同じで金利は高めに設定されていますから、長期的な借り入れには適していません。それでも短期的な資金需要には便利です。最近では口座開設に時間はあまりかからないのですが、それでも2日から3日くらいかかることもあります。ですから、たちまちは必要なかったとしても、できることなら口座開設だけはしておくとよいです。