キャッシングの自己破産者ってバレることある?

借金が500万円近くあります。現在は以前、親から借りていたお金を返済しているため、それだけで手一杯になってしまい、キャッシングの返済は出来ません。おまとめローンなどで一本化などいろいろ考えたのですが返せる見通しがつかないので自己破産を考えています。

そこで自己破産を選ぶと今持っているクレジットカードを返さないといけないようなのですが、自分の持っているクレジットカードは会社から強制で作らされたもので入社時にカードを作って退職する時に返すシステムになっています。というコトはクレジットカードを解約したりすると自己破産者ということが会社にバレてしまうのでしょうか?

以前、自己破産したことが会社にバレた人は自主退職するように追い込まれていました。なぜ会社にバレたのかといったことは分かりませんが、退職に追い込まれたことは事実です。自分も会社にバレると給料が大幅に減る部署へ異動になったり、降格することになったりして自主退職するように追い込まれる可能性が高いです。そうなることは避けたいのですが、会社にキャッシングの自己破産者ってバレることあるのですか?

基本的には自己破産者ということはバレません

大手会社は取引会社との関係から社員証自体がクレジットカードになっているところもありますね。しかし、社員証を兼ねていない会社ならカード会社は個人に対してカードの返却を親展封書で要求します。そのため解約するかどうかは個人の自由です。もちろんカード会社は勤務先の会社へカードを解約したことを通知しません。カードの解約などは個人情報ですので本人の了承なしに通知することはできません。

そのため自己破産が会社にバレるということは基本的にはありません。ただし、官報には載るので絶対にバレないとは言い切れませんよ。
(⇒融資のバレる可能性やいかに

キャッシングは破産者の審査に対しては厳しいの?

キャッシングを利用したいというような場合には必ず、それぞれの人の信用の度合いを確認する「審査」が行われるようになっています。この審査の中で「貸付をするには信用が足りない」として判断されてしまうと、融資をしてもらえなくなってしまうわけですから審査を意識するということは非常に重要です。自身の年齢は必要要件を満たしているか、就労状況はどうかといったようなことをセルフチェックしておくだけでも、審査に対しての姿勢をしっかりと保つことができるようになるでしょう。(参考ページはこちら→特に仕事状況は大事

ですが、どれだけセルフチェックをしてもどうしようもない部分というのは少なからず存在しています。その「個人がどれだけチェックしても改善のしようがないもの」が、事故情報と呼ばれる情報です。この事故情報とはお金を融資するにあたって致命的な過失を犯したことがある場合、消費者の信用情報に対して付け加えられるものです。そしてその事故情報の中でも特に重いものとして扱われているのが「自己破産」の履歴なのです。

「破産者に対してはキャッシングの審査が厳しくなる」ということはよく言われていることですが、これは真実です。例えば個人が友人にお金を貸すというような場合、それまでの付き合いが良好であったのであればある程度はお金を貸すでしょう。ですがもしもその友人がいつまで経ってもお金を返さなかったり、貸したお金を踏み倒したりするようであれば、ほとんどの人が今後その友人に対してお金を貸そうとは思わなくなります。

これと全く同じことが、キャッシングにもおきるのです。自己破産とはつまり「債務を帳消しにする」という行為です。債務を帳消しにするとキャッシング業者や銀行に対してお金を返済していく義務はなくなることとなりますが、こうした手段で債務を帳消しにしたというような場合には、それが如何に合法的な手段であったにしろ、信用は大きく損なわれることとなるのです。

自己破産を行った消費者にたいしての貸付は、自社ローンなどの特殊な例外を除いて事故情報が記録されている間はほぼ不可能となってしまいます。キャッシングを利用する際には必ず自身が背負う義務の重さを理解し、その義務を怠った際のペナルティについても知っておくべきといえるのです。

【参考ページ】
事故情報は融資を最も不利にします

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